しぐなすの創作物置小屋

小説・現代誤訳・詩歌・漫画などなど

2014-01-01から1年間の記事一覧

作り手としての思い

すき!すき!!能因てんてー(終)(『袋草紙』より)

ぼくは ゆうめい かじんの 能因てんてーの じょしゅの 勧童丸 でつ。 きょうは 能因てんてーの しろい こなの おはなしを したいと おもいまつ。 ある日 てんてーは 兼房おぢたんの おうちへ いきました。ぼくも いっしょに いきました。 出ぱつするときに …

すき!すき!!能因てんてー(4)(『十訓抄』『袋草紙』より)

ぼくは ゆうめい かじんの 能因てんてーの じょしゅの 勧童丸 でつ。 きょうは 能因てんてーの せきららな かこの おはなしを したいと おもいまつ。 都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関 能因 これは 能因てんてーが みちのく ひとりたびを した…

すき!すき!!能因てんてー(3)(『俊頼髄脳』より)

ぼくは ゆうめい かじんの 能因てんてーの じょしゅの 勧童丸 でつ。 きょうは 能因てんてーの いちずな あいの おはなしを したいと おもいまつ。 能因てんてーは 伊勢 とゆう おねいさんが だいすきでつ。伊勢おねいさんも かじん でつ。しかも びじん で…

すき!すき!!能因てんてー(2)(『袋草紙』より)

ぼくは ゆうめい かじんの 能因てんてーの じょしゅの 勧童丸 でつ。 きょうは 能因てんてーが ときのぶ とゆう おじたんと はじめて あったときの おはなしを したいと おもいまつ。 「節信(ときのぶ)殿、初めてお会いした記念に、お見せしたいものがありま…

すき!すき!!能因てんてー(1)(『十訓抄』より)

ぼくは ゆうめい かじんの 能因てんてーの じょしゅの 勧童丸 でつ。ぼくわ だいすきな 能因てんてーの ことを かきたいと おもいまつ。 能因てんてーは いよのくにの えらい おじたんに ついて いよのくにに いきました。いよのくにと ゆうのは しこくに あ…

plastic haiku

落とされ物

ある日のこと。図書館を出ようとロビーを歩いていたとき、前方にいた小さな子供連れのお母さんが、布のようなものを落とした。まわりには誰もいない。 「あっ」と思ったが、声を出せない。私の声は小さいので、少し離れたところにいる彼女らに届きそうもない…

青/わたしの水底

わたしの水底 ひかる魚 宇宙すべり台 宝石と白骨 女神がスープの匂いをかぐ 気ままな天使 おとしもの 破裂音 fin.

影あそび(写真)

包まれたい くすぐったいよ さよならの前に 心のこり 予感 fin.

green

写真+短歌

おっちょこちょいの数寄者さん(『宇治拾遺物語』より)

昔、通清(みちきよ)という役人がいたそうです。歌を詠み、源氏物語や狭衣物語などを暗誦して、花見だ、月見だと風流をつくしていました。 ある日のこと、後徳大寺左大臣殿が通清に「これから仁和寺で花見をするんで、必ずいらっしゃいね(はぁと)」とお誘い…

ポテト犬

ポテト犬誕生 走るらしい 前髪をあげたらこんな顔らしい 耳が垂れてるので 耳寄りな話は耳をもちあげて聞くらしい

Deep Silense/ねむり